Democracy 3買ったので感想をば

数日前にsteamにそそのかされてDemocracy 3買ってしまいまして、プレイしてました。
日本語の情報が非常に少なかったので参考になればということで・ω・

Democracy 3とは

Democracy 3は文字通り民主主義のシミュレーションゲームです。
詳しく言うと、「政策・治安・税率・支持基盤などさまざまなものを考慮に入れつつパラメータを弄る」感じです。

感想

一言で言えば地味です。奥が深いのですが。
ビジュアル的にすごいわけでもなく、何かを作るわけでもなく、ストーリーがあるわけでもなく、ただグラフとバラメータをちまちま弄るゲームです。

これのどこが奥が深いというのかというと、
それぞれの要素が関係していて「GDPを上げるために生産性を上げるために教育にお金を増やす」とか「観光を上げたい→犯罪をなくす→失業率を下げる→軍事費上げる→…」みたいに延々とつながっています。
うまい政策を取って国益が上がるからと言ってそれが支持されるとも限らないです。
このトレードオフとバランス取りを楽しもう、そんなゲームです。

そんなふうに普通に政治してもいいですし、「次はこの国をデストピア的資本主義にしよう」とかみたいな遊び方もできます。

そんなこんなで楽しいのですが、いかんせん地味なので飽きやすい人は飽きるとおもいます('A`)

ゲームの流れ

newgameするとプレイする国を選ぶ画面が表示されます。
それぞれの国によって支持層のばらつきなどが違ってそれによって今後の政策決定が変わってきます。
はじめは好きなのを選んでいいと思います。せっかくだからこのカナダにするぜ

難易度とかの設定です。

TermLengthは任期、TermLimitは再選の制限です、なのでアメリカは2ですね。
任期ごとに選挙があります。
再選すればゲーム続行、落選すればゲームオーバーとなります。

初めての時はdifficultyを0%にしてプレイすると感覚がつかめてよいです。
difficultyは予算と支持率が高くなるイメージです。
political apathyとinnate Socialism, Liberalismは、無関心層と社会主義・自由主義のパーセンテージです、慣れてからいじればいいともいます。

ではゲームスタート


なんかごちゃごちゃしてますが、それぞれのアイコンが政策・指標を表しています。
青が高い、赤が低いです。
真ん中のグラフが、支持層を表しています。背景のグラフが人口から支持層の割合、表のグラフが支持しているかどうかを示します。
一番下が人口全体の支持率になります。

左上の手は政治的影響力を示し、なにか行動すると減ります。内閣の構成により回復力と最大保持数が決まります。
income, edpenditure, surplus, debtは収入・支出・余剰分・借金です。
時計マークは任期を示してます。

一つの円にカーソルを合わせたままにしておくと、その指標がなにに影響するかがわかります。
例えば譲渡所得(capital gain tax)は、GDPと高収入(high earnings)へ悪影響、平等性(equality)に好影響、社会主義者(socialist)の支持をうけ、資本家(capitalist)・高所得者(wealthy)・自営業(self employed)から嫌われます。

クリックするとパラメータが表示され実際の税率を弄ることができます。

どのくらい影響を及ぼすかがグラフです、弄ってapplyすると実際に変更されます。
cancelはこの政策をやめるという意味で、この場合は制度自体を廃止となります。
revertは変更前に戻します。
変更が適応されるまで数四半期が要することもあります。

上げる場合と下げる場合、廃止する場合で必要な政治的影響力が違うので注意してください。

画面を右クリックすると新たな制度を導入することができます。

やることやったら、右上の三角をおしてターン終了。
次の四半期へ行きます。

こんなかんじでずっとゲームが繰り返されていきます。非常に地味です。
途中で政治的選択や災害や暗殺などのイベントもありますが、基本はこんなかんじです。

楽しめる方は楽しめると思うのでどうぞ。
Mac,Linuxでも動くのでその手の人にもイケます。
これで20ドルはちょっと高いですが('A`)